診察案内


整形外科・横浜鶴見スポーツ
&膝関節センター


 横浜鶴見スポーツ&膝関節センターではスポーツ外傷及び障害の治療と、近年医療の進歩や生活環境の改善でスポーツ活動や重労働を継続している活動性の高い中~高齢者が増加しており変形性関節症を中心とした変性疾患の治療を主に行っております。
 関節鏡を使用した最先端の半月板縫合術や靭帯再建術や、スポーツ復帰までフォローされる充実したアスレチックリハビリテーション、専門性の高い看護、スポーツ栄養に至るまでスポーツ愛好家の皆様にご満足いただけるようにスタッフ一丸で努力しております。
 変形性膝関節症に対しても保存療法や専門のリハビリテーション、足底装具等の装具療法から手術療法では関節鏡視下手術を用いた小侵襲で人工関節に頼らない患肢温存手術である高位脛骨骨切り術を第1選択に行っております。
 また再生医療として、外傷性軟骨欠損症または離断性骨軟骨炎に対して、自家培養軟骨移植術が通常の保険診療として受けられる治療になっております。
 最近の話題としてはPRP(多血小板血漿)療法があります。スポーツ選手などは、筋肉や靭帯損傷などのケガや使いすぎによる故障に対して、PRP療法を行い、損傷した組織の再生を促進し、ケガが治るスピードを速める治療法として注目されておりますが、アキレス腱の炎症、テニス肘などの慢性疾患の治療にも使われております。
 スポーツ障害や膝関節痛、O脚変形でお悩みの方、治療法について迷われている方、人工関節でない患肢温存治療を希望の方などは是非、横浜鶴見スポーツ&膝関節センターにご来院ください。

〈2019年手術件数〉
靭帯再建術
(ACL・PCL・MPFL・足関節)
43件
骨切り術
(open・ハイブリッド・その他)
74件
人工関節
(股関節・膝関節・人工骨頭除く)
23件
関節鏡視下手術
(主に膝関節)
187件
総 計 456件

横浜鶴見スポーツ&膝関節センター
 センター長 堀之内 達郎

外来

2名のスポーツドクターにより専門性の高い診察と外来治療を行っており、必要に応じてエコー検査やMRI等の精密検査もほぼ当日に行うことが可能です。装具の作成やリハビリ治療も同時に行っています。

医師

堀之内 達郎 医師

副院長 整形外科部長
横浜鶴見スポーツ&膝関節センター所長 兼任(整形一般、スポーツ整形)

  • 医学博士
  • 日本整形外科専門医
  • 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
  • 日本体育協会公認スポーツドクター
  • 日本整形外科学会認定リハビリテーション医
  • 関東膝を語る会世話人
  • 義肢装具適合判定医
  • 昭和大学医学部整形外科兼任講師
八木 貴史 医師

整形外科医長(整形一般、スポーツ整形)

  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日整会認定脊椎脊髄病医
  • 日整会認定リウマチ医
  • 義肢装具適合判定医
飯田 毅博 医師

(整形一般)

  • 日本整形外科学会専門医

手術

関節鏡視下手術などの最小侵襲手術を中心に年間400件以上の手術を行っております。
前十字靭帯及び後十字靭帯再建術は共に関節鏡視下の2重束再建術で行い年間70件以上行っています。
半月板損傷に対してもできる限り縫合術で対応しております。
また変形性膝関節症に対してもなるべく人工関節にならない様に関節鏡を併用した高位脛骨骨切り術を主に行い年間70件以上行っております。
また軟骨損傷に対する軟骨移植(モザイクプラスティー、自家培養軟骨移植JACC)、膝蓋骨不安定症に対しては膝蓋支帯再建術を行っています。

リハビリテーション

リハビリテーションの詳しいことはこちらご確認ください。

スポーツ栄養

栄養科では入院中の食事に一般常食のほかに、スポーツ愛好家に配慮したサポーツメニュー(スポーツ愛好家をサポートするメニューという意味の造語)を用意しております。是非お試しください。(追加料金が発生します)

疾患について

■ 前十字靭帯損傷について

近年スポーツ活動が盛んであり、スポーツによる前十字靭帯損傷は比較的頻繁にみられます。保存療法では不安定感が残存し、二次的に半月板損傷や変形性関節症を生じることが多いと言われております。当院では比較的早期に内側ハムストリング腱を用いた鏡視下2重束靭帯再建手術を行っております。術後早期にリハビリを開始し早期のスポーツ復帰を目指しております。


■ 半月板損傷について

半月板損傷は若年者においてはスポーツ外傷による半月板損傷や先天的に半月板が大きい円板状外側半月板の損傷が多く、中高年者は変性断裂や水平断裂や内側半月板の後角断裂が多くみられます。当院では関節鏡視下に可能な限り半月板の温存療法を行っております。


■ 変形性膝関節症について

変形性膝関節症は加齢変化の一種で多くは膝の内側の軟骨が変性し、半月板の損傷を合併することが多くみられます。多くは膝の軟骨が摩耗して徐々にO脚変形となり内側に痛みを生じる疾患です。症状は主に内側の痛み、歩行時痛、関節の腫脹を伴うことも多く膝の曲げ伸ばしに障害を及ぼすこともあります。
軽度の場合は保存療法(薬物療法、理学療法、装具療法、注射)等で軽快しますが、中等度以上の場合は手術療法が行われます。近年、医療の進歩や生活環境の改善でスポーツ活動や重労働を継続している活動性の高い中~高齢者が増加しています。ここ数年中~高齢者に対する高位脛骨骨切り術の良好な治療成績も報告されています。当院では関節鏡を用いて、極力侵襲の少ない関節温存可能な高位脛骨骨切り術を主に行っております。


■ PRP療法について

再生医療は、自然治癒力を利用した治療法で、すでに実際の治療に使われているものにPRP(多血小板血漿)療法があります。血小板には創傷治癒や組織再生に効果的な成長因子が多く含まれています。この血小板の力を増幅させて治癒力を高め、治療に利用したものがPRP療法です。スポーツ選手などは、筋肉や靭帯損傷などのケガや使いすぎによる故障に対して、PRP療法を行い、損傷した組織の再生を促進し、ケガが治るスピードを速める治療法として注目されてておりますが、変形性関節症によるひざの炎症や痛み、アキレス腱の炎症、テニス肘などの慢性疾患の治療にもPRP療法が使われ始めています。これは、血小板に含まれる成長因子の働きにより、炎症や痛みなどの改善が期待されるからです。PRP療法は、こうした疾患の従来の内科的な処置である痛み止め薬の服用や、関節内へのヒアルロン酸やステロイド薬の注射などに次ぐ処置になる可能性があります。当治療は自由診療(1回4万円)のため保険が使用できません。


■ 自家培養軟骨移植(JACC)について

自家培養軟骨は、膝関節における外傷性軟骨欠損症又は離断性骨軟骨炎(変形性膝関節症を除く)を適応対象として、2013年(平成25年)4月1日より保険適用になりましたが、厚生労働省より保険算定に関する留意事項が付与されており、定められた基準を満たし、研修の修了や地方厚生局長等への届出など、準備が整った医療機関でのみ、治療がおこなわれます。軟骨の再生については以前から取り組みが進められており、患者さん自身の軟骨細胞を体外で培養し、軟骨欠損部に移植する「自家培養軟骨移植術」が、外傷性軟骨欠損症または離断性骨軟骨炎に限って、通常の保険診療として受けられる治療になっております。


■ 関節鏡視下手術

関節鏡視下手術は関節鏡を用いて傷んだ半月板や軟骨、増生した滑膜や骨棘を切除します。入院は1週間前後で術後早期に社会復帰ができます。


■ 高位脛骨骨切り術

O脚変形を伴っている場合は内側に偏った過重なストレスを、すねの骨を骨切りして荷重を外側に移動することで人工関節に頼らずに、患者さんの自分の関節を温存し、長期間持たせようとする手術で関節鏡を併用して行っております。強固なプレート固定を行うことによって早期に荷重歩行が可能です。
変形の程度で内側より骨切りする内側開大式楔状型脛骨骨切り術(内側オープンHTO)と外側より楔状に骨切りする外側閉鎖式骨切り術(ハイブリッドHTO)を選択して行っております。

高位脛骨骨切り術(内側オープン)
術 前
術 後
Tris plate

高位脛骨骨切り術(ハイブリッド)
術 前
術 後
Tris plate

手術前後の姿勢の変化
術 前
術 後

〈高位脛骨骨切り術の特徴〉
  • 自分の関節は温存され機能は維持される
  • 日常生活に制限がなくスポーツ活動や重労働も可能となる
  • 術後1週後より歩行練習を開始し3~4週程度の入院で歩いて退院できる
  • 術後の膝の可動域は良好で正座可能な症例もある
  • 消失した軟骨の修復も期待できる
  • 骨癒合までは多少の痛みが続き機能回復にはリハビリをしっかりと行うことが重要
〈手術後の流れ〉

術当日硬膜外麻酔と全身麻酔との併用のため術後の痛みはほとんどありません。
術翌日より車いす移乗を行います。
2日目関節内と創部に入れてあるドレーン(血抜きの管)を抜去します
リハビリを開始し、可動域訓練と筋力トレーニングを徐々に行います。
1週後より部分荷重歩行を開始します。
3週間で全荷重歩行を許可し、歩行が安定し可動域が良好であれば退院し、外来通院にてリハビリを継続します。
1年程度でプレート抜去手術を行います。その際に関節軟骨の修復の状態を確認しております。

2015年度の高位脛骨骨切り術 72件
2016年度の高位脛骨骨切り術 70件
2017年度の高位脛骨骨切り術 68例
2018年度の高位脛骨骨切り術 57件
2008年から2018年12月まで 計 455件

内側の膝痛が持続している、最近O脚になってきた、歩行時痛、内側の引っかかり感、関節腫脹が持続している、まだまだスポーツ活動を続けたい等の希望のある方は気軽に当院に相談してください。

横浜鶴見スポーツ&膝関節センター
 センター長 堀之内 達郎

〈関連文献〉
内側型変形性膝関節症に対する関節鏡視下手術を併用したOHHTOの短期成績 JOSKAS Vol36:457~461.2011
内側型変形性膝関節症に対する鏡視下マイクロフラクチャー法を併用したOWHTOの再鏡視所見 JOSKAS Vol38:595~599.2013
膝前十字靭帯再建術後の二次性変形性膝関節症に対して靭帯再建術と高位脛骨骨切り術を二期的に行った3例 JOSKAS Vol38:622~627.2013
OWHTOの合併症の検討 JOSKAS Vol39:773~778.2014
特発性大腿骨骨壊死に対するOWHTOの術後臨床成績及び再鏡視所見の検討 JOSKAS Vol40:766~770.2015
OWHTO術後の膝蓋大腿関節軟骨と膝蓋骨高の変化 JOSKAS Vol40:739~743.2015
内側型変形性膝関節症に対する楔状開大型高位脛骨骨切り術後の治療成績 JOSKAS Vol41:949~954.2016
マイクロフラクチャー法を併用した楔状開大型高位脛骨骨切り術後の関節軟骨修復と半月板外方偏位との関連 JOSKAS Vol41:943~948.2016
Opening Wedge HTO時に行った内側半月板後角横断裂の縫合と部分切除の治療成績 JOSKAS Vol43:226~227.2018
内側楔状開大型高位脛骨骨切り術後の膝蓋大腿関節軟骨の評価(Short PlateとLong Plateの比較) JOSKAS 2017にて報告
75歳以上の内側型変形性膝関節症に対する楔状開大式高位脛骨骨切り術の術後成績 JOSKAS Vol43:288~289.2018
内側型変形性膝関節症に対するHybrid HTOの治療成績 JOSKAS Vol44:110~111,2019
FTA185°以上の症例に施行したOpening wedge HTOの治療成績 JOSKAS Vol44:140~141,2019
内側型楔状開大型高位脛骨骨切り術術後のスポーツ復帰の指標と合併症 JOSKAS Vol44:112~113,2019

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